大阪のおばちゃんはホンマに飴ちゃん持ってるん?
カバンの中から必ず出てくる魔法のアイテム
大阪のおばちゃん言うたら、ヒョウ柄の服を着てて、カバンの中には絶対に「飴ちゃん」が入ってるっていうイメージがありますよね?
テレビのバラエティ番組なんかでもよくネタにされてイジられてますけど、あれって実はネタでもなんでもなくて、結構ホンマの話なんですよ。
ウチもずっと大阪で生まれ育ってきましたけど、親戚のおばちゃんも近所の世話焼きのおばちゃんも、みんなホンマにカバンからスッと飴ちゃんを出してくれるんです。
ちょっと咳き込んだりした時なんかに「飴ちゃん舐めるか?」って言うて、サッと渡してくれるあのスピード感は、ホンマに魔法使いみたいやなぁっていつも思ってしまいます。
しかも一つだけじゃなくて、色んな味のフルーツ飴とか、のど飴とか、梅味のやつとかがごちゃ混ぜに入ってる、謎の巾着袋とかポーチを持ってる人が多いからびっくりしますよね。
「こっちはスースーするやつで、こっちは甘いやつやで!」って、わざわざ選ばせてくれるあの優しさは、大阪ならではちゃうかなって思います。
飴ちゃんを持ち歩くのはコミュニケーションの証
なんでみんな大量の飴ちゃんを持ち歩いてるんかなって、若い頃に真剣に考えたことがあるんですけど、あれはただ自分が舐めたいからっていうだけとちゃうんですよね。
大阪の人にとって、飴ちゃんをあげるっちゅうのは一種のコミュニケーションツールみたいなもんやと思うんです。
初めて会った人でも、バス停で隣に座っただけのおばちゃんでも、ちょっとした世間話のついでに飴ちゃんを渡すことで、グッと心の距離が縮まる気がします。
「おおきに!」って受け取って一緒に舐めながら話してると、なんだか昔からの知り合いみたいに打ち解けられるから不思議なもんですよね。
そういう人懐っこさとか、周りの人を気遣うお節介な気持ちが、「飴ちゃん」っていう目に見える形になって現れてるんやろうなぁって思います。
飴ちゃん一つでその場が和むんやから、めっちゃコスパのええ魔法のアイテムやと思いません?
ウチも立派な大阪のおばちゃんへの道を歩んでます
独身の頃は、自分のカバンに飴ちゃんを常備するなんて考えたこともなかったんやけど、結婚して娘が生まれてからというもの、気づけばウチのカバンの中にも常に飴ちゃんが入るようになりました。
最初は娘がスーパーとかでぐずった時に、サッと出して機嫌をとるために持ち歩き始めたのがきっかけやったんです。
でも最近では、公園でよく会うママ友の子どもにあげたり、お出かけ先でちょっと親切にしてもらった時に「これ良かったらどうぞ」って渡したりするようになってきました。
この間なんか、スーパーのレジで並んでる時に後ろの小さな子が泣き出してしまって、思わず「おばちゃんの飴ちゃん食べるか?」って声をかけてしまった自分にめっちゃ驚きました。
「おばちゃん」って自然に言うてたし、カバンから飴出すスピードも完璧やったし。
ウチも着実に、立派な大阪のおばちゃんへの階段を駆け上がってるんやなぁと実感する今日この頃です。
