「母子健康手帳」のすごさ

母子健康手帳の概要

こないだ、実家に帰郷した際、お母ちゃんが見せてくれたのが、私の母子健康手帳やったんよ。
もちろん、幼いころに見た事はあったんだけど、今の母子健康手帳とほとんど同じのにびっくりしたんが実感やった。
ちなみに、お母ちゃん赤ちゃんの頃の、母子手帳を見せてもらったんやけど、やっぱり時代がかった古いもんで妙に感動したもんや。

ところでこの母子手帳やけど、日本独自のものらしい。
母子手帳は、赤ちゃんの成長記録みたいなもんやけど、きちんとしたデータで残っているのは、ホンマにありがたい限りやと思う。
ちなみに、日本初の母子手帳やけど、利便性に着目した海外の諸国で、次々と導入され普及しているらしいねん。

信頼できる正しい知識がありがたい

うちの子らも、この母子健康手帳にお世話になったんやけど、このサクッと読める手軽さがいいよね。
目を通すだけで、当時の知識がよみがえってきて、なんだか懐かしい気分になったもんや。
子供たちにも見せたけど、生まれたときの体重や身長を見て、あまりの小ささに驚いてはったんは、ある意味おもろい反応やったね。

この母子手帳やけど、赤ちゃん診断のときにも、先生とのやり取りで、きちんとコメントを書き入れてくれているのがありがたい。
母子手帳は、赤ちゃんの成長記録なんやけど、ある意味病院の先生と、母親の私とのコミュニケーションツールでもあったんやなと思う。
いろいろ思ったことをメモしていると、先生からコメントが書かれていて、かなり助かった思いがあったね。

母子手帳の交付について

少し興味があって、母子手帳のことを調べてみると、妊娠したらきちんと届け出せなあかんかったんやね。
当時は、病院で言われた通り、書類を書いて母子手帳もろたから、義務があったんやて知らんかったわ。
ちなみに、妊娠の届け出は母子保健法に定められとって、国籍にもかかわらず誰でも申請できるんやって。申請書の記載は以下の通り。

・届出年月日
・氏名/年齢/個人番号及び職業
・居住地
・妊娠月数
・医師又は助産師の診断又は保健指導を受けたときは、その氏名
・性病及び結核に関する健康診断の有無

母子手帳の歴史は、戦前の1937年にさかのぼるいうから、意外と新しいやねんなと思った人も、意外と多いんやなかろうか。

20年の記録ができる母子手帳もある

母子手帳は、先生とのやり取りの中で、ちょっとした一言が思い出に残る優れものなんやとつくづく思う。
実際に、子供らが病院にかかったとき、予防接種を何受け取ったんか思い出されへん時、慌てて引き出しの中から母子手帳を引っ張り出してみたことを思い出したね。

この母子手帳やけど、小さい子供の時分しか使わへんねんけど、過去の予防接種の記録や既往病歴/基礎疾患なんかがある場合も記載されるから、ずっと取っとかなあかんで。
身長とか体重だけやなく、小さなころの虫歯の記録とか当時の事もわかるし、お母さんの中には20年間の記録を書いとる人もおってんねんから、すごいなと思うたよ。