ごめんなさいがいえない子ども
悪いことをしたのに謝れない子どもの心理
子どもがほかの子のおもちゃを取り上げてしまった、手を出してしまったなどを目撃した場合、お母さんとしてはすぐに反省して「ごめんなさい」と言ってほしい。
しかし「謝んなさい」とうながしても、顔をむっとさせたまま謝ってくれへん時が大変です。
実は3歳くらいまでは幼いため、自分がしたことが悪いことなのかをそもそも認識していない可能性があるそうです。
保育園に通っていない子どもなんかは、集団生活を経験してへんから、悪気がなく自分本意な行動を取ってしまうことがあります。
これまで自分と同い年の子どもが身近にいなかった場合に当てはまります。
これから世の中の善悪を学ぶ時期のため、優しく「こんなことしたらあかんからな」と諭してあげるとええみたいです。
一方、4歳くらいになってくると善悪は判断がつくようにはなってるんやけど、謝るということは自分が失敗したと思っているため、ショックを受けていて謝れないという場合もあります。
また、自分だけが責められるのが納得いかへんいうて謝れないケースもあります。
たとえば、先に相手の子どもの方から手を出してきた、または意地悪をされたときとか。
相手も非があることをしているのに、やっぱ自分だけ謝るのは難しいんやろなあ。
大人でもなかなか謝れへんひともいるから、仕方ないとは思うけど。
子どもが謝らないときに親が取るべき行動
子どもが悪いことをしても謝らない場合は、まずは無理やり相手に謝らせようとするけど、そんなことしたらあかんみたいです。
何が起こって悪いことをしたのか、事実確認が大事です。
子どもは自分が納得できないことに対して、謝罪するんはようでけへんみたいやし。
相手も悪かった場合もあるから、どうしてそんなことが起こったんか優しく聞いてみることが大事です。
ママも育児や家事で疲れているから、意固地になって謝らん子どもにイライラするんは分かるけど、無理やり謝らすんは子どもの心の成長を妨げてしまいかねないそう。
そんで、たとえばおもちゃを相手に取り上げられて手を出したんやったら、「今度からは、大事にしてるおもちゃやから返してほしい。気になるんやったら一緒にこれで遊ぼと言ってあげるとええよ。叩かれたら相手も痛いし可哀想やろ」と、今後どうするべきかを言ってあげると素直に相手に謝る気持ちも出てきます。
それでも謝らなかったら、もしかしたら謝り方が分からないんかもしれへんから、ママの方から相手の子どもに謝って、マネして謝るように促しましょう。
謝れたら「ようでけたな。これで仲直りや」と褒めてあげると、謝ることは悪いことやなくて、仲直りのために大事なことなんやと思ってくれるはずです。
ママが促しても謝らへん場合は、パパの方から言ってもらえると聞くこともあるので、夫婦で協力して子どもの成長の後押しをしましょう。