大人も考えさせられる絵本の世界

大人も楽しめる絵本の世界

別に、女子会ちゆうやあらへんねんやけど、どうしても女友だちと付き合うと、女子会みたいになってまうな。
こないだも、友だちんちに女3人集まったんやけど、子供の話題は絶対ゆうていいほど、盛り上がる話しの一つやねんな。
こないだも、絵本の話しで盛り上がったんやけど、うちの場合は子供らは絵本卒業してはるから、最近の絵本の話しはよう知らへんかったんよ。

友だちの話しを聞くと、最近は大人向けの絵本もあるらしゅうて、嘘か本当か感動して涙を流したらしい言うんよね。
その後、気になっとった私は、ネットで検索して、本当にそんな絵本があることを知ったわけやけど、ほんま感動もんやったわ。

絵本の種類はどんどん増えている

実際に絵本の事を調べてみると、絵本の種類がこんなにあるのかと驚かされたわけなんやけど、その種類と特徴を簡単に説明しておくね。
『一般的な挿し絵タイプ』
・一般的な絵本の形です。
『飛び出す絵本』
・ページを開くと、折り畳まれたパーツが立体的に飛び出てくる。
『かたぬき絵本』
・一部の絵が、取り外しできるようになっているタイプ。
『テレビ絵本』
・アニメや特撮などを題材にした絵本。
『ボードブックタイプ』
を表紙から中にまですべて、紙製で丈夫でしっかりしたもの。
『布制絵本タイプ』
・優しい布の絵本は、手で触って口に含んでも大丈夫。
絵や文字を楽しむのとは違い、直接触れて五感で楽しめる赤ちゃん向きタイプ。
『フリップフラップタイプ』
・絵本全体が1枚の紙でできており、蛇腹状に折り畳むことができる。
『電子絵本』
・CDやDVD、インターネット配信されている絵本で、スマホやPCで音声も楽しめるタイプ。

考えさせられる絵本

最初に絵本を調べた時、こんなに種類が豊富なんかと驚いてしまったわ。
もちろん、ほとんどが子供向けなんやけど、大人が見ても楽しめる絵本も意外と多いんよ。
意外と思うかも知れへんねんけど、一部の大人たちの間じゃ、クリスマスとかに贈り物にする事もあるらしい。

大人向けの絵本は、アートな作品が多いんやけど、読んだ感想から言うと、絵本というよりも、短編小説集を読んだ感じに近いかも知れへんな。
こうした大人向け絵本の中には、世界三大児童書賞のひとつ、ケイト・グリーナウェイ賞をとった作品もあるから、ぜひ読んでほしいと思う。

おすすめの絵本

いくつか読んだ中で、うちがおすすめしたい本を紹介しておくね。
お子さんと一緒に楽しめるし、大人が読んでも感動することは間違いなし。
思ったんは、読み聞かせても、絶対大人が眠くならへんちゆうことやね。

『スモンスモン』
文・絵:ソーニャ・ダノウスキ
訳:新本 史斉
出版社: 岩波書店
・独特の世界観の絵で、非日常が楽しめる。

『内なる町から来た話』
作:ショーン・タン
出版社: 河出書房新社
・作家はオーストラリアの有名絵本作家で、不思議で懐かしい25の物語の短編集。

『ぼくがふえをふいたら』
作:阿部 海太
出版社: 岩波書店
絵画的な絵と個性的な色調で、音楽のうまれる神秘的な瞬間が素敵。